使いこなす
情報が埋もれない部屋の使い方
スレッド・ピン留め・検索。流れて消えないのがDiscordの強みです
第01章で「Discordは会話が残る」と言いました。この章はその回収です。残った情報を散らかさない道具(スレッド)と、掘り出す道具(ピン留め・検索)を覚えると、Discordはコミュニティの図書館として働き始めます。
この章でできるようになること
- スレッドの意味が分かり、スレッドの中で返事ができる
- ピン留めされた情報の見つけ方を知る
- 検索で過去の情報を掘り出す
スレッド:話題を脇道にそらす部屋
ひとつの部屋で複数の話題が同時に走ると、会話が混線します。そこで使われるのがスレッドです。あるメッセージを起点に、本流とは別の小部屋を一時的に作って、その話題だけ続ける仕組みです。
横にスクロールできます
参加する側として知っておくのは2つです。メッセージの下に「○件の返信」という表示があれば、そこにスレッドが伸びています。押せば中のやりとりが読めて、そのまま返事もできます。そして自分の質問に運営がスレッドで答えてくれたら、返事はスレッドの中に書きます。本流に書き戻すと、せっかくの整理が崩れてしまうからです。
サーバーによっては、最初からフォーラム形式のチャンネルもあります。掲示板のように「投稿」が一覧で並び、開くと1件ずつの議論になっている部屋です。見た目は違いますが、「話題ごとに小部屋を分ける」という考え方はスレッドと同じです。
ピン留め:部屋の掲示板
各チャンネルには、大事なメッセージをピン留めしておく場所があります。部屋の入り口に貼られた掲示板です。画面上部のピンのアイコンを押すと、その部屋でピン留めされたメッセージの一覧が出ます。
新しいサーバーに入ったら、主要な部屋のピン留めを最初に見てください。ルール、よくある質問、大事なリンク。運営が「これは流したくない」と判断した情報がそこに集まっています。過去ログを全部さかのぼるより、はるかに早く追いつけます。
検索:図書館の索引
画面上部の検索欄にキーワードを入れると、そのサーバーの過去の会話を横断検索できます。「あの話、前に誰かが書いていたな」を掘り出す道具です。
検索欄を押すと絞り込みの候補も出ます。よく使うのは、発言者で絞るfrom:、部屋で絞るin:あたりです。たとえば「from: 運営さん Zoom」で、運営が過去に貼った参加リンクだけを探せます。とはいえ最初は、キーワードだけの検索で十分に役立ちます。
お気に入り
よく見るチャンネルやDMは、お気に入りに登録して一覧の上部にまとめられます。参加するサーバーが増えてきたら、毎日見る部屋だけお気に入りに入れておくと、巡回が一気に楽になります。
よくあるつまずき
- スレッドがどこにあるか分からなくなった
- 元のメッセージの「○件の返信」から入り直すのが基本です。チャンネル一覧にも、参加中のスレッドがぶら下がって表示されます。しばらく動きのないスレッドは一覧から隠れますが、消えてはいません。元メッセージから戻れます。
- 検索してもヒットしない
- キーワードを短くしてみてください。「Zoomリンク 8月 勉強会」より、まず「Zoom」だけで探して、絞り込みはそれからのほうが見つかります。
- ピンのアイコンが見つからない
- パソコンでは画面右上のエリアにあります。スマホではチャンネル名を押して出る画面の中に「ピン留めされたメッセージ」があります。
この章のまとめ
話題はスレッドで枝分かれさせ、大事な情報はピン留めから拾い、過去の会話は検索で掘り出す。「流れず残る」というDiscordの性質は、この3つの道具があって初めて生きてきます。基本操作はこれで一通りです。次の章では、安心してこの世界を歩くための安全設定をまとめて片づけます。
章末チェックリスト
図書館の使い方を覚えました。第11章で安全設定を固めます。