はじめに
この教科書について
Discordが怖い、よくわからない。その状態から始めます
この教科書は、Discordを「怖い」「よくわからない」と感じている人のために書きました。ゲームの知識はいりません。LINEが使えれば、前提はそれで足ります。
この章でわかること
- この教科書が誰向けで、どこまで連れて行くか
- 15章の歩き方。どこは読むだけでよくて、どこから手を動かすか
- 内容の正確さを、どう保っているか
こんな人のための教科書です
思い当たるものがひとつでもあれば、読者はあなたです。
- コミュニティや講座の案内で「Discordを使います」と言われて、固まった
- 誘われて入ってはみたものの、どこで何をすればいいのか分からず、開かなくなった
- 通知が鳴りやまなくて、アプリごと消した
- 子どもや同僚が使っているのを見て、自分も使えるようになりたい
逆に、この教科書で扱わないこともあります。ゲーム配信のやり方、サーバーを何百人規模で管理する方法、Botの開発。そういう話は出てきません。ふつうの人が、学びと仕事のためにDiscordを使えるようになることだけに絞っています。
僕について
工藤晶といいます。AIの使い方を教える仕事をしていて、AIを学ぶコミュニティ「AIあそ部」をDiscordで運営しています。メンバーへの連絡も、勉強会の案内も、思いついたアイデアのメモも、僕の毎日はDiscordの上で回っています。ゲームのために使ったことは、ほとんどありません。そういう使い手が書いた教科書です。
この教科書の歩き方
全体は5つのまとまりでできています。
- 第1〜3章「Discordの地図」 … 読むだけの章です。アカウントを作る前に、Discordがどういう世界かを言葉と図で把握します。ここを飛ばすと後で迷子になるので、最初に読んでください
- 第4〜7章「はじめてのDiscord」 … ここから手を動かします。アカウントを作り、サーバーに参加して、読み書きと通知の設定まで。いちばん大事なまとまりです
- 第8〜11章「使いこなす」 … 通話、ファイル、検索、そして安全のための設定。急がない章は飛ばして、必要になったら戻ってくる読み方でかまいません
- 第12〜14章「仕事と学びの本拠地に」 … 僕が実際にどう使っているかを見せます。コミュニティ運営、自動化、そして自分専用のメモ基地。Discordの印象がいちばん変わるのはここです
- 付録 … 無料でどこまで使えるかの数字、困ったときのつまずき辞典、読み終えたあとの歩き方です
内容の正確さについて
Discordは更新が速いアプリで、画面も名称も変わっていきます。だからこの教科書では、機能の名前や数字をDiscordの公式情報(discord.com・support.discord.com)で確認してから書いています。各ページの下に「最終確認日」を置いてあるのはそのためです。
それでも、あなたが読む日には画面が変わっているところが出てきます。そのときは、見た目より役割で探してください。ボタンの位置が変わっても、「サーバーの一覧」「チャンネルの一覧」「入力欄」という役割の構造は変わりません。第3章でその構造を頭に入れるので、多少の変化には揺さぶられなくなります。
章末チェックリスト
準備は整いました。第01章で、Discordがどういう世界かを見に行きます。